スッキリわかるJava入門 実践編

あまりにジョジョすぎて挿絵がボツになった件

昨日のポスト『「アジャイルや設計原則まで自然に学ぶことになる」Java入門書、作ってみました』には、たくさんのブクマ&ツイートを戴きありがとうございました。さっそくamazonで注文してくださった方、ありがとうございました。

まだ、こういう「言語以外の内容を含む言語入門書」が市場に受け入れていただけるのか未知数ですが、こういう試みをやってみた価値はあったのかなと思えました。ちょっと変わった本ですが、決して悪いやつではありませんので、本屋でみかけたらやさしくしてやってください(笑)。

よくしてくださったみなさまに、せめてもの御礼ということで、『スッキリわかるJava入門 実践編』の制作中にボツになったイラストをちょっとだけご紹介する記事を書いてみます。

今回も高田先生のイラストです

今回も前作に続き、イラストは高田ゲンキ先生のやわらかいタッチで構成されています。

例えば、「継続的インテグレーション」の必要性などを解説するページなど、文章で書くとものすごくカタい印象を与えてしまう部分なのですが、2人のキャラクターで楽しく表現していただけました。

ちなみに、男の子は湊くん1、女の子は朝香さん2といいます。

入門書を手に取る学び手の方は、誰もがJavaの学習に既に強い熱意があるとは限りません。「いまはまだ興味が少しあるだけ」の人もいるでしょう。しかしそういう方にこそ、Javaや技術の面白さに出会って欲しいという想いがあり、本書では不要に難しそうな印象を与えたくないなと思っています。

実際、高田先生のイラストのおかげで「(今はまだだけど、)これからJavaを好きになる人」にも抵抗感なく読み進めていただきやすい紙面になっていると思います。

幻のイラスト原画

・・・という真面目な話ばかりをして制作をしていたというと、そんなわけでもなくてですね。実は少し3遊んだりしていました。

JavaにはGC(ガベージコレクション)という仕組みがあります。これは、Javaが自動的に不要になったメモリ領域をお掃除してくれるという便利なものです。

しかし、その便利さの代償として発生する「お掃除中(通常は数ミリ秒以下)は完全にJavaが停止する」という現象を表現するために、あるイラストをお願いしました。

そして、届いたのが...

私「・・・なるほど・・・(ニマっ)」

ちなみに、GCによるフリーズ状態を、本当に「Stop the world」といいます。例えば、IT mediaさんの記事『Don't stop the world - Full GCに対処する』などでも、この問題にどう対処するか掲載されています。

このイラストはとても気に入ったのですが、湊君のイメージが大幅に狂ったらどうしようとか考えた末、最終的にはお蔵入りとなりました。実際の書籍に使われている絵にも少し(?)なごりが残っていますので、よろしければ店頭でお確かめください。図10-10です。

こんなんで遊んでてごめんなさい、、、編集長...。

 

今回のまとめ


私もよくJVM様に時を止められ瀕死になりましたが、
自分はまだ時を止められるようになりません...。

 

参考

このブログ記事は、著者の個人ブログ(flairDays)から移転掲載されたものです。

  1. ボケ役
  2. ツッコミ兼ツンデレ担当
  3. ええ、きっと少し。

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