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1SQLiteのサイトにアクセス
SQLiteには、常駐するDBMSプロセスがありません。各アプリケーションやツールが、SQLiteの定めるファイルフォーマットに従ってデータを読み書きする形式を取ります。このサイトでは、SQLite形式のデータベースファイルを読み書きするコマンドラインツールの導入方法を紹介します。
SQLite https://www.sqlite.org/
サイト上部にあるナビゲーションメニューの「Download」、もしくはページ中程のLetest Releaseにあるバージョンの右の「Download」をクリックすると、ダウンロードページに移動します。
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2SQLiteコマンドラインツールのダウンロード
サイトから最新のSQLiteコマンドラインツールを入手します。
本記事では64bit版Windowsのインストール方法をご紹介します。OSやバージョンを確認し、お手持ちのPCに合ったものをダウンロードしてください。
「Precompiled Binaries for Windows」の項目にある、「sqlite-tools-win-x64-3440200.zip」のリンクをクリックし、zipファイルを適当な場所に保存します。2023年12月現在の最新バージョンは3.44.2となっています。
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3exeファイルを配置
保存したzipファイルを任意のローカルフォルダに展開します。
zipファイルの中にある、「sqlite3.exe」がSQLiteのコマンドラインツールです。このexeファイルを適当なフォルダへ保存します。
以上でSQLiteのインストールは終了です。
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4データベースファイルの作成
コマンドプロンプトを起動します。
「sqlite3.exe」を保存したフォルダへ移動します(この例ではc:\work)。次に、データベース名を指定してsqlite3コマンドを入力すると、指定した名前のデータベースに接続した状態で、SQLiteのコマンドラインツールが起動します(この例ではmydb)。
コマンドラインツールでは、「.help」を入力すると、各種コマンドの解説を読むことができます。また、実行するSQLの文末には、セミコロン(;)を付加する必要があります。
テーブルを作成するには、テーブル作成のSQL文を入力します。この例では、a、b、cの3つの列を持つmytableを作成しています。
テーブルを作成すると、exeファイルと同じフォルダにデータベースファイルが作成されます。SQLiteでは、このファイルにすべてのデータが保存されていきます。このファイルは、コマンドラインツールによって読み書きすることができます。
なお、コマンドラインツールを終了するには、「.exit」か「.quit」コマンドを入力します。