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1JUnit5のサイトにアクセス
JUnitとは、オープンソースのJava言語での開発でよく用いられるテストフレームワークです。JUnit5ではJDK8以上をサポートしています。
2021年2月現在の最新バージョンは「5.7.1」です。
必要に応じてドキュメントを参照してください。
JUnit5:https://junit.org/junit5/
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2Mavenのフォルダ構成(簡易版)
Mavenの簡易ディレクトリ構成は以下になります。そのほかにもありますが、ここでは必要最小限のものを紹介します。
sampleProject
├── pom.xml
└── src
├── main
│ ├── filters
│ ├── java
│ ├── resources
│ └── webapp
└── test
├── filters
├── java
└── resources
ファイル・フォルダ名 | 説明 |
pom.xml | プロジェクトの構成情報を管理するファイル |
src/main/java | ソースファイルを配置するフォルダ |
src/main/resources | プロパティファイルを配置するフォルダ |
src/main/filters | プロパティに適用するフィルターを配置するフォルダ |
src/main/webapp | Webアプリ用のファイルを配置するフォルダ |
src/test/java | テスト用のソースコードを配置するフォルダ |
src/test/resources | テスト用のプロパティファイルを配置するフォルダ |
src/test/filters | テスト用のプロパティに適用するファイルを配置するフォルダ |
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3MavenでのJUnit5の利用手順
Mavenを利用したJavaプロジェクトを作成します。ここではターミナルを使用した方法を紹介しますが、Finderから実行してもらっても構いません。
(Mavenを用意されていない場合はMavenのインストールを以下のサイトから行ってください。)
https://devnote.jp/maven
本サイトでは最小構成での手順紹介のため、適当なディレクトリで以下のコマンドを実行してください。
mkdir sampleProject
cd sampleProject
touch pom.xml
mkdir -p src/main/java
mkdir -p src/test/java
以下のコマンドでプロジェクト作成することも可能です。
参考
mvn archetype:generate
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4pom.xmlへの記述
pom.xmlに以下のように記述します。(必要に応じて追記等してください。)
pom.xmlの例
<project>
<modelVersion>4.0.0</modelVersion>
<groupId>jp.miyabilink.sukkiri</groupId>
<artifactId>sukkiri-test</artifactId>
<version>1.0.0</version>
<properties>
<maven.compiler.target>11</maven.compiler.target>
<maven.compiler.source>11</maven.compiler.source>
</properties>
<build>
<plugins>
<plugin>
<groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
<artifactId>maven-surefire-plugin</artifactId>
<version>3.0.0-M5</version>
</plugin>
</plugins>
</build>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>org.junit.jupiter</groupId>
<artifactId>junit-jupiter-engine</artifactId>
<version>5.7.1</version>
<scope>test</scope>
</dependency>
<dependency>
<groupId>org.junit.jupiter</groupId>
<artifactId>junit-jupiter-api</artifactId>
<version>5.7.1</version>
<scope>test</scope>
</dependency>
</dependencies>
</project>
そして、ソースファイルをsrc/main/javaにテスト用のソースファイルをsrc/test/javaに配置します。
以下のコマンドを実行するとテストが実行できます。
mvn test