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直接配布されたPythonの外部ライブラリをインストールする(Windows編)

0.事前に準備するもの

  1. Pythonの開発環境。この記事ではVScodeで開発を行う事を前提とする。
  2. Pythonが参照するフォルダ。この記事では「sample」という名前のフォルダを事前に作っている。
  3. 外部ライブラリのファイルをまとめたフォルダ。この記事ではフォルダ名を「packages」とする。このpackagesフォルダの中は、「⚫︎⚫︎⚫︎.whl」というwhlファイルがたくさん入っている。
    [注意]
    packagesフォルダがzipなどで配布された場合、解凍先を「2.のsampleフォルダ」にしましょう。
  4. 外部ライブラリとそのバージョンが書かれたtxtファイル。この記事ではファイル名を「requirements.txt」とする。

1. VS Code を起動

VS Codeを起動して、画面左上の「ファイル」=> 「フォルダを開く」を選択し、任意のフォルダを開いてください。この記事では事前に「sample」という名前のフォルダを作成し、そのsampleフォルダを選択しています。

画像①

 

2. フォルダとtxtファイルを移動


事前に配布されている「packages」フォルダと「requirements.txt」をsampleフォルダ内に移動する。ただし、packagesフォルダがzipで配布されており、zipの展開先をsampleフォルダに指定した場合は、packagesフォルダは移動しなくてOKです。

注意
 

sampleフォルダ以外の場所に解凍したら「packages/packages/whlファイル」というフォルダ構成になっているかもしれません。
その場合は、内側のpackagesフォルダ(とwhlファイルたち)のみをドラックアンドドロップしてsampleフォルダ下に移してください。

画像②

 

 

3.  インストールコマンドの実行

3-1 ターミナルを開く

VS Codeの画面上の「・・・」タブ⇒「ターミナル」⇒「新しいターミナル

画像③

3-2 インストールコマンドを実行

次のコマンドをコピペして、ターミナルに張り付けてEnterキーを押してください。※ 下画像を要参照
インストールが始まります。2~5分ほど時間がかかります。

pip install --no-index --find-links=./packages -r requirements.txt

 

 

3. インストールできたかの確認

pythonコード内で、インストールしたライブラリを読み込んでみましょう。requirements.txtの中身を確認し、 XXXライブラリをインストールしていた場合

import XXX

をpythonファイルで実行してみましょう。例えば、requirements.txtに

wheel==0.42.0
jupyter==1.0.0
numpy==1.26.3
japanize-matplotlib==1.1.3
matplotlib==3.8.2
pyarrow==15.0.0
pandas==2.2.0
seaborn
scipy==1.12.0
scikit-learn==1.2.0
pmdarima==2.0.4
lightgbm==4.3.0

と書いてある場合、Test.pyに

と書いて実行し、エラーが出ないことを確認してください。
画面右下に青色の、仮想環境に関するポップ画面が出てきた場合❌ボタンで消してOKです。

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