こんにちは。大雪がしんしんと降る中リリースノートを書いている、スッキリわかるJava入門 著者の中山です。
今回は、本日発売の『スッキリわかるJava入門 実践編 第4版』について、改良点をまとめてお届けします。春からの講義や研修などでご利用のみなさまのお役に立てましたら幸いです。
第3版 → 第4版の改訂ポイント
スッキリJava実践編ですが、約3年前の第3版において、内容に関する大きな見直しを行いました。近年はJavaの進化も早いので、技術的に取り込める内容もいくらかありましたが、「奇数バージョンは革新、偶数バージョンは安定」の原則に都合良く従うことにしまして、今回は「書物としての改変点」が中心の改版となっています。
- 表紙や紙面デザイン、キャラクターなどが、「スッキリわかるシリーズ2ndシーズン」にあわせたものに抜本改変
- 章末練習問題の解答を、巻末に移動(解答中に答え見えちゃう問題への対応)
- 技術的な細かい変更
- switch文では、原則として従前型(break使用)ではなく、ラムダ型に置き換え(入門編との整合性)
- 非標準アノテーションの利用に関する解説の補足と、一例としてのLombokのコラム紹介
- レコードを、節(1.7節)に昇格
- シールクラスを、節(2.4節)に昇格 1
- git解説章において、addの紹介タイミングを少し前倒し
- Scrumガイドの最新版にあわせた更新(「自己組織化」⇒「自己管理」など)
その他、文章としてのこまかなリファクタリングなどは幅広く行っていますが、抜本的に解説の流れが変化してしまうような後方互換性がない変更はほとんどないと考えて頂いて構いません。
「取り違え」防止へご協力のお願い
「スッキリわかるJava入門」と「スッキリわかるJava入門 実践編」は姉妹書(シリーズ書)なので、どうしても表紙が似てくるところがあり、取り違えが発生しやすくなります2。
授業や研修でのご利用のため、購入手配などをご指示頂く際、スッキリJavaには「入門編」と「実践編」の2種類があり、両方とも緑色だけれども以下のような違いがあることを明示しながらのご案内により、取り違えを防止いただけますと幸いです。
- 入門編は「黄緑」 だが、 実践編は「深緑」
- 入門編は、表紙に「黒塗り長方形」がないが、 実践編にはある
- 入門編は、表紙に「眼鏡かけた人」がいるが、 実践編にはいない3
引き続き、読者の皆様、指導者の皆様のお役に立てるよう改良を続けて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。