こんにちは。今年も「そろそろ梅が咲くかな」と思うと、仕事がらドキドキしてしまう、スッキリわかるSQL 著者の中山です。
読者のみなさまのおかげで、本日2月5日(月)、「スッキリSQL 第4版」が発売できる運びとなりました。
本書は、企業研修などでも広くご採用をいただいているので(いつもありがとうございます!)すが、今回の改版による講義への影響はかなり小さいのでご安心いただければと思います。
以下、詳細をご案内差し上げます!
「本質的に解説が変化する部分」はありません
実は今回の改版、スッキリSQLに関しては「書籍の内容が大きく変化したから」ではなく、「書物としてのデザインが大きく変化したから」という理由によるところが大きな改訂です1。
もとからSQLは(PythonやJava等に比べて)仕様が安定していて、変化も緩やかなので、改版による変化は少ないのですが、今回は概ね解説する事項が増えたり減ったりはしていません。令和の読者の方向けに、「書物として、読みやすく・学びやすく改良した」という次第です。
上記のとおり、解説もほぼ同じ構成ですが、2023年秋にスタートした「スッキリわかるシリーズ 2nd season 改版祭」の一環として、フォント・組版・キャラクターデザイン2などが変化しているのが最も大きな変更です。
著者個人としては、実はけっこう明朝体が好きなのですが、読者層の方は「ディスプレイ上におけるゴシック体を見る機会が多い」とのことで、令和の読者の方がより見慣れた紙面デザインとなりました。
この紙面デザインにあわせて、ページ数が第3版とは少しズレている場合がありますので、もし講義レジュメなどに「スッキリSQL p.XX参照」のような記載をされている場合は、確認・修正をお願いします。
その他の変更点
その他、決して大きくありませんが、以下に代表的な変更点を列挙します。
- 章末問題の解答例を、各章末から巻末に移動しました(「問題を解いているのに正解見えちゃう問題」回避のため)
- 付録Dとして、「データ分析の入り口を体験できる章」を追加しました。近年、「気になっているけど...」という方はやはり多くいらっしゃるとのことで、本当に入り口のみをご案内してあります。
- テーブルデータの日付の年数が2年進んでいます(「2022-XX-YY」だったものが「2024-XX-YY」に置きかわっています)。
- 紹介している商用DBMSのバージョンを最新化しています。
- 巻末付録の「DBMS互換性マトリクス」の内容を、最新の商用DBMSの機能進化にあわせて更新しています。
- その他、文章の表現や練習問題・ドリルの問題文について、細部の改良を施しています。
実は、もう1点変更点がありますが、こちらについてはまた後日別記いたします。
これからもスッキリSQLは、少しでも学び手の方とDBとの素敵な出会いのお役にたてるよう、改良を続けて参ります!