VirtualBox

OracleVM VirtualBoxのインストール手順<Windows向け>

重要

最新のVirtualBox 7.0系は、古いVagrant (2.2.6以前)で認識されず vagrant upが失敗するというトラブルが発生します。最新のVagrantを利用するようにしてください。

step
1
VirtualBoxのサイトにアクセス

Oracle VM VirtualBoxは、クロスプラットフォーム仮想化ソフトウェアです。Windows、Linux、Mac OSなど様々なコンピュータ上で仮想マシンを作成、動作させることが可能な仮想化ソフトです。

Oracle VirtualBox https://www.virtualbox.org/

画面左のメニュー一覧の中から、「Downloads」をクリックすると、ダウンロード画面に遷移します。

step
2
VirtualBoxのダウンロード

サイトから最新のVirtualBoxを入手します。2023年12月現在の最新バージョンは7.0.12となっています。

「VirtualBox binaries」という見出しの「VirtualBox 7.0.12 platform packages」の中から、使用するOSに応じたリンクをクリックします。この記事では、Windows向けの「Windows hosts」を選択します。

ダウンロードが始まるので、インストーラ(exeファイル)をデスクトップなどの適当なローカルフォルダに保存します。

step
3
VirtualBoxのインストール

ダウンロードしたインストーラを実行し、VirtualBoxをインストールしていきます。保存したexeファイルをダブルクリックし、Setup Wizardを実行しましょう。「Next >」で次へ進みます。

次の画面では、インストールする内容をカスタマイズしたり、インストールフォルダを変更したりすることができます。今回は初期設定のまま、「Next >」で次へ進みます。

初期設定のままインストールをする際、Python coreパッケージが入っていない場合、警告文が表示されます。先の設定でPython Supportを外すか、後ほどインストールし、設定を変更する必要があります。

そのままインストールする際は「Yes」をクリックしてインストールを続けます。

ここまででインストールの準備ができたので、「Install」をクリックしてインストールを開始します。

環境によっては、次のような仮想マシンのデバイスドライバのセキュリティ警告文が表示されることがありるので、「インストール」を選択します。

インストール完了の画面が表示されたら、「Finish」をクリックしてインストールは終了です。

「Start Oracle VM VirtualBox x.x.x after installation」(x.x.xにはインストールしたバージョン番号が表示されます)をオンにしておくと、インストーラの終了後にVirtualBoxが起動します。

step
4
VirtualBoxの実行

スタートメニューまたはデスクトップに作成されたショートカットから、VirtualBoxを起動します。次のようなVirtualBoxマネージャー画面が表示されたら、起動完了です。

step
5
BIOS仮想化支援機能の確認

ほとんどのPCでは、step4までの手順でVirtualBoxを利用することができます。しかし、VirtualBoxは、一部の動作でハードウェアの仮想化支援機能(VT-xやAMD-V)を利用するため、この支援機能が無効になっている環境では正しく動作しません。

もしVirtualBoxが正常に動作しない場合は、次の設定を確認してみてください。

VT-x/AMD-Vの確認

利用中のPCでVT-xやAMD-Vが有効になっているかは、こちらのソフトウェアで確認できます。 このソフトウェアを実行して、VT-x・AMD-VがEnabledと表示されない場合、BIOSの設定を変更して有効にする必要があります。

BIOSの設定

BIOSの設定を行うには、一旦PCの電源を落とします。次に、電源を入れた直後、ESCキー/F2キー/F12キーなどを押すことで、BIOS設定画面に入ることができます。どのキーを押す必要があるかは、PCによって異なります。押すべきキーは、電源を入れた直後の短時間、画面の端に表示されます(「Press F12 to enter BIOS Setup」など)。

Hyper-vの無効化

また、Windows独自の仮想化機能であるHyper-vが有効になっている場合、VT-xやAMD-vを使うことができませんので、無効化する必要があります。この設定はコントロールパネルから操作することができます。

コントロールパネルから「プログラム」を選択します。

「プログラムと機能」にある「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。

「Hyper-V」グループ内の「Hyper-Vプラットフォーム」がオンになっている場合、Hyper-vが有効になっていますので、オフにします。

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