スッキリわかるJava入門 第3版

コレクションを加え "幻の初版"を再現した スッキリJava3版(発売6日前)

カウントダウン続く!

来週15日に発売となる「スッキリわかるJava入門 第3版」について、昨日から思いつきで始めた「ひとりカウントダウン」、2日目にしてもう後悔しはじめている著者中山です。(1日目の記事はこちら)。

三日坊主なので、三日までは続けたいところですが、カウントダウン2日目の今回は前回と並ぶ「大工事」についてご紹介します。

合体! コレクションフレームワークっ!

Javaをご利用の方であればよくご存じ、コレクションフレームワーク。ArrayListやHashMapといった、Javaを実用的に利用する上で欠かせない便利な入れ物クラスたちです。実用性という意味でも大事なのですが、基本情報処理試験でもかなり頻出されるということで、Javaを入門するなら併せて学ぶべき必須スキルともいえるでしょう。

ただ...、ただですね。

これまでの「スッキリわかるJava入門」(初版および第2版)には、このコレクションは含まれていなかったんです。というより、「含められなかった」、というのがより正確でしょうか。

細かな経緯は、初版発行当時の2011年のこちらのブログ記事に残っています。

実は「スッキリわかるJava入門」は、製作当初コレクションを含んでいたんです。しかし、入門書のくせ800ページという巨漢になることが判明し、最後にやむなく削り落とし、その後「スッキリわかるJava入門 実践編」の一部として復活したという歴史があるんです。

こうして「コレクションまで1冊で学べる幻の初版」っていうのは表舞台から姿を消しました...が...

でもね、著者としては、正直ずっと思ってました。

「本当は入門編の1冊でコレクションまで学びたいよな」って。

「そしたら情報処理試験とかの勉強もしやすいよね」って。

そして、今回、第3版にして、やっとコレクションフレームワークの章を「スッキリわかるJava入門」の中に取り込むことができたのです! わーい、パチパチ!

...なわけないだろっ!

「え? ちょっ、チョット待てよ!1」とここで思った方、あなたは鋭い。

そう。「今でもレターパックライトで送ろうとすると郵便局員に拒否されるのに、これにさらにコレクションの章を加えたら、FFで学者に装備させて殴れるぐらいの分厚さになっちゃう問題」はどうなったんだというお話です。

そりゃそうです。第2版は658ページだったのに対して、コレクションだけじゃなくTimeAPIとか正規表現とかまで実践編から移植しちゃったものですから、第3版は768ページに仕上がっています!2

ただでさえJava入門書界のデブ★スターであるスッキリJavaは、なんと今回16%もページ数が増えちゃったんですから、まぁ、もはや著者が「自分のお腹」とおなじく厚みに関して諦めかけていると思われても仕方ありません。

・ ・ ・ ・ということで。

それでは世界初公開! スッキリJava2版と3版の厚みの差、は、こちらですっ!

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おおっ? ... 第2版と第3版とで、サイズがほとんど変わらない ...???

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むしろ、2mmほど薄くなっている... だ、とッ?!!

出版印刷技術の進歩って怖い

鋭い方ならおわかりですね。 そう、使っている用紙が薄く軽くなっているんです。

もちろん8年前も「より薄い紙」は検討されたんですが、薄くすると裏面が透けて誌面が読みづらくなっちゃって断念したんです。
ただ、去年だったかな、担当編集の片元さんがこの「薄いけど透けにくい紙」を発見してくださって、スッキリSQL第2版以来、スッキリシリーズで採用されています。

そのため、今回のスッキリJava第3版は、「第2版よりも16%も中身増量なのに、サイズも値段も据え置き!」という、麦茶の鶴瓶さんもビックリなお買い得を実現できた次第です。

スッキリJava史上、最もお買い得になったスッキリJava第3版を、どうぞよろしくお願いします!

  1. 拓也な感じでお願いします
  2. 狙ってないのに、ページ数が縁起よすぎるのもポイント!

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