注意
当記事で紹介しているOracle JDKについて、Oracle社は2019年にライセンスを変更しました(Oracle Technology Network License Agreement)。
この新たなライセンスでは、個人での開発・テスト・デモに関しては引き続き無料で利用することができますが、Java11〜Java16では以下のような利用は有償となっているため注意が必要です。
- 商用(本番)での利用
- 第三者への教育目的(企業研修や学校教育)での利用
上記に該当する場合や、特に理由が無い場合は別記事で紹介している AdoptOpenJDK 等の利用を推奨します。
また2021年9月にリリースされたOracle JDK17は、商用利用など全ユーザーの利用が再度無償になりました。
step
1Oracleのサイトにアクセス
JDK(Java Development Kit)は、Javaによるアプリケーション開発に必要なソフトウェアパッケージです。 JDKはさまざまなベンダーから提供されていますが、ここではOracle社によるJDKの導入手順を紹介します。
JDKを公開しているOracle社のWebサイト(英語)にアクセスします。
Oracle Technology Network / Java : https://www.oracle.com/java/technologies/
step
2ダウンロードページへ移動
手順1にてアクセスしたページの右側にある「Top Downloads」に並ぶ項目から、「Java SE」を選択します。
開いたページの中央にある「Java Platform, Standard Edition」という囲みに、バージョンごとのダウンロードページへのリンクがありますので、いずれかの「JDK DOWNLOAD」ボタンをクリックします。
「Java SE Development Kit XX Downloads」のような案内があるページにたどり着きます。XXには、現在公開されているJavaのメジャーバージョン番号が入ります(2020年1月時点では、最新版は13となっていますが、本記事ではLTS(Long-Term-Support)版の11のインストール方法を紹介します)。
ダウンロードファイルのリストの上に、「Accept License Agreement」と「Decline License Agreement」の2つの選択ボタンが並んでいます。初期状態では「Decline〜」が選択されています。「Accept〜」をクリックしてライセンス契約に同意します。なお、契約の内容はその上にあるリンクから確認することができます。
選択後、「Thank you for accepting〜」のようなメッセージが表示されるのを確認します。
step
3ダウンロードの実行
step2で表示されたページに、OSごとのダウンロードファイルが並んでいます。「macOS」の「jdk-x.x.x_osx-x64_bin.dmg」をクリックして保存します(x.x.xには、該当のバージョン番号が入ります。2020年1月時点では、11.0.6となっています)。
step
4JDKをセットアップする
ダウンロードしたdmgファイルを実行するとpkgファイルが表示されますので、ダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールウィザードが開始されますので、画面にしたがって進めてください。
途中、セットアップオプションの選択やインストール先フォルダの選択などを求められますが、特に理由がなければ変更する必要はないでしょう。終了の表示が出たら、インストールウィザードを終了します。
step
5セットアップを確認する
最後に、JDKが正しく導入されたかを確認します。ターミナルを起動し、次の2つのコマンドを1つずつ入力します。
java -version
javac -version
いずれも、インストールしたバージョン番号("11.0.6"など)が正しく表示されることを確認してください。
なお、ターミナルの起動方法がわからない場合は、Finderを起動して、左側に表示されている「アプリケーション」の「ユーティリティ」の中にある「ターミナル.app」を探してみてください。このファイルをダブルクリックすることで立ち上げることができます。
以上でJDKのインストールは終了です。